こんにちは、ももたまです!
猫ちゃんって好奇心旺盛だから、何でも口に入れてしまいがちですよね。
実は誤飲は命に関わる危険もあるんです。今回は我が家の猫たちの実例を交えながら、猫が誤飲したときに起こる症状・危険性・対処法をまとめました!
誤飲事故を防ぎたい方、もしものときの参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。
猫が誤飲しやすいものは?
大体の猫が誤飲しやすいものは以下の6種類です。
- ひも・ゴム・紐状のおもちゃ
- 輪ゴム・ビニール袋
- 髪の毛・毛玉
- ボタン電池・アクセサリー
- 人間用の薬・サプリメント
- 観葉植物の葉

ももこはひもを誤飲しやすいんだ。遊んでると千切れて飲み込んじゃう

たまはビニール袋のカサカサ音が好きで噛み噛みしちゃう。いつも怒られちゃうよ~
とはいえ猫ちゃんによって好むものは違うので、ご自身の猫ちゃんに合わせての対策が必要です。
例えば前に、漂白剤を好む猫ちゃんがいると聞いたことがあります…!
漂白剤なんて飲み込んだら人間でも大変ですよね…
これ好んで遊ぶな~というものがあれば、それが猫ちゃんの誤飲しやすい種類に該当すると思います!
誤飲したときに起きる危険性
誤飲したものがうまく流れて、便として排出されれば問題ありません。
もし、うまく排出されなかった場合のことを考えて、起きうる危険性についてまとめました。
- 腸閉塞(ちょうへいそく)
- 中毒症状(観葉植物・薬など)
- 喉・食道のつまり・窒息
- 胃や腸の壁の傷、穿孔
- 最悪の場合、緊急手術や命に関わるケースも
🐾 腸閉塞(ちょうへいそく)
腸閉塞とは、腸の中で異物が詰まってしまい、腸の内容物(食べたものやガスなど)が流れなくなる状態のこと。
猫の場合、ひも類や長いもの、ビニールのかたまりなどが腸内で絡まったり、詰まったりすることで起こります。
症状
- 食欲不振
- 吐き気・何度も吐く
- 元気がなくなる
- トイレに行っても排便できない、便が出にくい
- お腹を触ると嫌がる
放置すると
腸が壊死したり、穿孔(穴があいて腸の内容物が体内に漏れる)を起こし、命に関わる緊急事態になってしまいます…
発見が遅れると開腹手術が必要になり、予後も悪化します。
🐾 中毒症状(観葉植物・薬など)
猫は人間用の食べ物・薬・植物に対して、とてもデリケート。
少し口にしただけでも、中毒症状を引き起こすケースがあります。
特に危険なもの
- 観葉植物(ポトス・ユリ科・ポインセチア・アイビーなど)
- 人間用の薬(鎮痛剤・睡眠導入剤・解熱剤など)
- チョコレート・玉ねぎ・カフェイン
症状
- よだれが止まらない
- 嘔吐・下痢
- けいれん・ふらつき
- 呼吸異常
- 意識障害
放置すると
中毒の種類によっては、短時間で命に関わることも。
ユリ科の植物は、植木の水を飲んだだけで中毒症状になる危険性があります。
速やかな動物病院の受診と、摂取したものの特定が重要です…!
🐾 喉・食道のつまり・窒息
小さな異物(毛玉・小さな玩具・ビニール片など)が喉や食道に詰まり、呼吸困難や食事ができなくなる状態。
症状
- 苦しそうに口を開けて呼吸する
- よだれが大量に出る
- 何度も吐こうとするが何も出ない
- 食事を受け付けない
- 青ざめた舌や歯茎(チアノーゼ)
放置すると
窒息死の危険性があります。
症状が出たらすぐに病院へ搬送。場合によってはその場で応急処置(異物の除去)が必要です。
🐾 胃や腸の壁の傷・穿孔
鋭利な異物(プラスチック片・とがったビニール・骨など)や電池を誤飲した場合、胃や腸の粘膜を傷つけたり、穴があく(穿孔)リスクがあります。
症状
- 繰り返す嘔吐
- 食欲不振
- お腹を触ると痛がる
- 元気消失
- 血便・黒色便(タール便)
放置すると
腸の内容物が体内に漏れて腹膜炎になり、場合によっては命に関わる重篤な状態へ進行してしまいます。
この場合、開腹手術と入院治療が必須です。
最悪の場合、緊急手術や命に関わるケースも
上記のような状態が進行すると、緊急開腹手術が必要になったり、内視鏡摘出・点滴・入院治療など、大きな医療負担が発生します。
特に誤飲は発見の遅れ=命の危険につながるため、「何か変だな」と思ったら即病院相談が鉄則です!
我が家の実例:実際に誤飲したもの
我が家でのいたずら猫たちも、何回か誤飲の経験があります。
我が家であるあるの誤飲物は以下の通りです…!
遊んだらすぐにしまったり、誤飲しやすいものは扉付きの収納にしまったりしています。
そうすることで誤飲を減らすことはできていますが、ちょっと気を抜くと新たなターゲットを見つけてしまうので、常に警戒中(`・ω・´)
実例① ひも、ゴム紐
これは本当によくある誤飲物です。
三、四回経験済みで、誤飲したものが『ひも』の場合は大体の場合病院に行っています。
大体は様子を見ましょうとの診断結果になりましたが、一度30cmくらいの長いひもを食べてしまったときはすぐに夜間病院を受診し、嘔吐処置になりました。
我が家では幸いなことに、すべての場合、二、三日後に便に混じって出てきています。
実例② ねこじゃらしのおもちゃ
ねこじゃらしの先っぽに付いているおもちゃも誤飲したことがあります。
受診した際にはレントゲンで確認してもらいますが、毎回誤飲物は映らずで、胃や腸が詰まっている様子もないため様子見という結果になっています。
幸いなことに丸のみではなくちぎって食べているようで、大事には至らずに毎回便に混じって出てきています。
実例③ ビニールの切れ端
たまえがビニール大好きでよく噛み噛みしてしまいます。
今のところ本当に1cm程度の破片を飲み込むくらいで済んでいるので、病院は受診したことがありません。
大きい破片を飲み込んでしまった場合は、胃や腸の粘膜に張り付いて大事になってしまうこともありますので、病院に行った方がいいですね…
誤飲したときの対処法【すぐに病院?判断基準を紹介】
過去に我が家の誤飲したときの判断基準や実際の体験談を紹介していますのでよろしければ見てみてくださいね。
誤飲事故を防ぐための対策
誤飲事故を防ぐためには、事前の対策が必要です。
- 遊び終わったおもちゃはすぐ片付ける
- 紐類・輪ゴム・ビニール袋は放置しない
- 観葉植物の置き場所に注意する
- 誤飲防止収納ボックス・ふた付きゴミ箱を使う
我が家では特に遊び終わったおもちゃはすぐ片づけることを徹底しています。
また、ごみ箱はすべて蓋つきのものにして、ゴミの誤飲を防ぐようにしています。
チョコレートの包み紙などカサカサ素材で猫が好きそうなのにチョコの破片がついていてかなり危険性高いですよね…
おすすめ誤飲防止グッズ
誤飲防止に役立つグッズも取り入れると、安心感がぐんと上がります。
- 蓋つき収納ケース(猫用おもちゃ収納)
- ふた付きロック式ゴミ箱
- 誤飲しにくい安全おもちゃ
こちらは、歯磨き効果付きのけりぐるみです!
我が家ではたまにまたたびを振りかけてあげて、噛み噛みして遊んでいます。同時にメッシュ素材で歯磨きできるなんてラッキーですよね~。
初めから噛むことを想定されているので作りもかなり丈夫で安心です。
こちらもまたたびが入ったけりぐるみで猫達に大人気でおすすめです。
またたび効果がほかのおもちゃより長続きしてる感じがあっていいですよ。
まとめ
猫の誤飲は、予想もしないもので起きることが多く、命に関わることもあります。
我が家でも何度か経験し、その都度反省と対策をしてきました。
猫の誤飲事故をゼロにするのは難しいですが、日頃からの環境管理と早期発見を意識するだけでも大きくリスクを減らせます。みなさんもぜひ今一度、お部屋の安全チェックをしてみてくださいね。

それではまた明日~