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猫の飼育費用は100万円超え?保護猫2匹で分かった医療費・健康診断のリアル

この記事は約15分で読めます。

こんにちは!ももたまです!

猫との暮らしは憧れますが、どうしても費用がかかるもの。
とはいえどれくらい用意すればいいの?費用を抑える方法はある?という方向けに、

今日は我が家で保護猫2匹にこれまでかかった費用を大公開します!

また、飼育コストを下げるために出来る工夫や、猫の医療費が実際どれくらいかかるかについてもお話ししたいと思います。

これから猫ちゃんを迎えることを検討している方や、すでに猫と暮らしているけれど、費用を少しでも節約したい方は特に参考になりますので、ぜひご覧ください!

猫を飼うのにかかる費用

そもそも世間一般的には猫を飼うのにかかる費用はどれくらいなのでしょうか。

一般社団法人ペットフード協会の調査によると、猫を飼うのにかかる費用は生涯で約160万円となっています。
参考:一般社団法人ペットフード協会

猫の寿命は室内飼いで15~16年となっていますので、単純計算では毎年10万円ほど。

晩年に医療費等で多くかかると考えると、若い間は年間7~8万ほどと考えて良さそうです。

毎年10万近くと考えると大きい額ですが、実際のところ何にコストがかかっているのでしょうか。

この後、我が家の保護猫2匹にかかっている費用の内訳をご紹介します。

【体験談】猫を飼うのに実際にかかっている費用

現在私は2匹の保護猫と暮らしています。

まずは我が家で暮らす猫2匹について簡単に紹介します。

2匹とも雑種の三毛猫姉妹です。

一匹目はマイペースでお嬢様気質の「たまえ」
胃腸が弱く、少しでもストレスがかかると吐き戻しが多くなります。
また、過去に下痢止めのお薬でアナフィラキシーショックが起きてしまったことがあり、アレルギー体質であることもわかりました。

そのため、他の猫ちゃんよりも病院に行く回数が多いと思います。

食が細く、身体も細身ですが、実はかなり運動神経抜群です。

みつめるたまえ

もう一匹は筋肉質でクールな顔立ちの「ももこ」です。

食べるの大好きで、ウェットフードが特に好き。たまえちゃんの食べ残しをこっそり食べていたりします。
また、遊ぶのも大好きで、いつも遊んでいる時間になると猫じゃらしの収納の前でニャーと飼い主を呼びます。

遊ぶのが大好きなので、勢い余っておもちゃの誤飲で受診したことが数回あります。

大きな声で主張が出来る、可愛い猫です。

のびるももこ

初期費用

まずは2匹を迎えるのにかかった初期費用を紹介します。

うちの猫は譲渡会で引き取った保護猫で、飼育用具の他に保護団体にお渡しした譲渡費用がかかっています。

以下がももことたまえを迎えるのにかかった初期費用の一覧です。

【ももたまにかかった初期費用】

項目金額
譲渡費用(2匹分)60000
猫トイレと猫砂とペットシーツ(3つ)10000
エサ3000
キャットタワー15000
ケージ15000
脱走防止柵(玄関とすべての窓)15000
エサ皿(8つ)3000
キャリーケース(2つ)10000
おもちゃ200
爪切りと爪とぎ1500
ブラシ500
給水機(2つ)4000
合計122200円

一番初めには12万円ほどの費用がかかっています。

猫を飼うのは初めてだったので、一から飼育用具を揃えました。

譲渡費用の6万円以外はどこから迎えた場合でも、初めて猫を飼う方は必要な費用だといえます。

たまえ
たまえ

一覧の額は2匹迎えた場合だから、1匹お迎えの時はもっと低くなるね

ももこ
ももこ

必要用具だけでいえば、大体4万円くらいと考えておけばよさそうかな!

猫を迎える方法について過去にまとめていますので、気になる方は参考にしてみてくださいね!

ランニングコスト

くつろぐももこ
くつろぐももこ

次に二匹と暮らし始めてかかったランニングコストを公開します。

ランニングコスト(飼育費用)としては、ごはん代や消耗品はもちろん、他に医療費が大きくかかっています。

特に医療費はどれくらいかかるか読めないので、多めに準備しておくのが賢明です。

参考までに、ももたまにかかった具体的な費用を一覧にします。

【ももたま一年間のランニングコスト】

項目金額
ごはん100000
おもちゃ12000
猫砂12000
ペットシーツ5000
猫用歯ブラシ+猫用歯磨きジェル1000
医療費(健康診断やワクチン込み)100000
その他(便利グッズ等)30000
合計233000円

我が家には二匹いるので、一匹当たり年間約12万円となります。

ももこ
ももこ

うちではさっき紹介したペットフード協会のデータ(6~10万)より多くかかっているんだね

たまえ
たまえ

たまが体調崩しやすいのと、毎日ウェットフードも食べているからかな

医療費は猫次第なので、多めに見積もっておいて損はないかなと思います。

【実例】猫を迎えてから年間でかかった医療費

我が家では医療費が多めですが、実際にどんな診療でどれくらいの費用が必要だったかを紹介します。

猫のワクチン費用

うちの猫は毎年ワクチンを打っています。

ワクチンの料金は第3種で一匹3800円
2匹で7600円かかっています。

ワクチンの種類には第3種と第5種があり、第5種を打つ場合は一匹当たり5000円~7000円ほどかるようです。

完全室内飼いの猫ちゃんであれば、第3種を打つことが一般的ですが、
お外に出る猫ちゃんの場合は、第5種を打った方がいい場合もありますので、医者さんに相談してみてくださいね。

猫の健康診断費用

我が家では年に一回健康診断を受けています。

血液検査と触診の一番簡易の検査ですが、毎年一匹当たり8250円
二匹で16500円かかっています。

二匹とも若いので、大きな病気は見つかっていませんが、高齢猫になるほど病気のリスクが大きくなりますので、健康診断は大きな意味があると思います。

もし愛猫が高齢な場合は特に健康診断を検討してみてくださいね。

猫の病院(治療)費用

他にもおもちゃの誤飲や結膜炎、胃腸炎などで何回か病院に行っています。

おもちゃの誤飲では、レントゲンや嘔吐処置をしてもらい、夜間診療だったので3万円ほどかかりました。

他にも胃腸炎で病院には何度も通院していて、一回の通院当たり1万円ほどかかっています。

胃腸炎か誤飲か、ほかの病気か、問診で判断がつかなかった時は血液検査も同時に行ったりするので、2~3万になることも。

我が家ではトータル1年間で8万円程度、猫の病院費用でかかっています。

心配性でこまめに病院に行くタイプであれば、我が家くらいかかると思いますので、医療費は多めに見込んでおきましょう。

猫の代表的な治療費一覧

猫の代表的な病気の医療費はどれくらいかかるのでしょうか。

ざっと調べてまとめてみましたので、参考にしてみてください。

ただし、動物病院・地域・症例・麻酔・検査内容などで大きく変動するため、「目安」としてご覧ください。
(※税込・税別の表記が混在しており、追加検査・麻酔・入院費などを含まないケースもあります。)

項目費用の目安備考・条件
猫のアレルギー検査約5,000〜10,000円程度症状あり・一般項目であればこのくらい。
無症状で多数のアレルゲンを調べると3万円以上のケースも。
猫の歯石取り(スケーリング含む)約60,000円程度マイクロスコープ使用やレントゲン込みの歯科精査を含むケース。
猫の歯周基本治療(歯周病治療)約80,000~150,000円程度症状・重症度・抜歯を伴うかで大きく変動。
抜歯(1本)約3,000〜10,000円麻酔・術前検査・後処置を含む場合の目安。
複数本抜歯で合計が上がるケースも。
抜歯を含む口腔外科(全臼歯など)約150,000〜200,000円以上全臼歯抜歯や高度な口腔外科処置を伴う場合。
MRI検査約55,000円〜造影・追加検査ありの場合はさらに高額。
CT検査約27,500円〜通常のCT撮影。
造影CTなどは高額化。
抗がん剤治療
約30万円~100万円超
抗がん剤の種類・投与回数・入院有無などで極端に差が出る。
骨折治療約400,000円前後手術・プレート・ピン固定・入院を含む場合。
内視鏡検査約100,000円前後消化管・気管支など。CT+細胞診検査込み例。
ノミ・ダニ駆除(予防薬)約2,000〜3,000円/1回定期予防薬(レボリューション・ネクスガードなど)。
避妊手術約40,700円術前検査・麻酔・手術費・入院を含む目安。

※動物病院によっては診察料・麻酔料・検査費などが別途かかることがあります。
実際の見積もりを取る際は、麻酔前検査や入院の有無も必ず確認しておきましょう。

飼育コストを抑えるために出来ること

意外に猫を飼うのにかかる費用は大きいですよね。

愛猫を愛する気持ちは無限ですが、お金は無限ではないので、うまくバランスを取っていく必要があります。

そのため、猫に負担をかけずに飼育コストを節約する方法をご紹介します。

消耗品の節約

消耗品はチリツモなので、消耗品の小さな節約が大きな費用削減へとつながります。

とはいえ、フードなど体に入るもので節約するのは得策ではありません。

ももこ
ももこ

安いフードはチキンや魚などのタンパク質よりも安価な穀物を多く使っていることが多いよ

たまえ
たまえ

着色料などの添加物も心配だよね

身体に入るもので節約してしまうと、思わぬ病気に繋がってしまうため、本末転倒です。

そのため、削減すべきは、身体に入らないもの。例えばトイレに使うペットシートや、猫砂です。

我が家でも排泄系の用品は節約対象で色々試したので、現在使っているおすすめの猫砂やペットシートを紹介します。

まず、猫砂は激安の木質ペレットを使っています。千円~二千円代なのに米袋にパンパンに入って届くので、猫二匹(トイレ3個)でも半年は余裕で持ちます。

濡れると崩れるタイプでシステムトイレに利用できます。


次に、ペットシートは山善の厚型シートを使っています。
安い他のペットシートだとペラペラですぐに尿が溢れてしまいます。特に猫を複数飼っている場合は、あっという間です…

この山善の厚型シートは1枚あたり4日間程度持ってくれます。2匹居るのに4日間持つのはまずまずの結果。さらに安い!

色々ペットシートを試してきましたが、価格と性能のバランスが取れたおすすめの商品です。


ちなみに、汚物入れはパン袋を使っています。

汚物が丸見えなので、気になる方はいるかもしれませんが、臭いは完全にシャットアウトしてくれます。

入れにくいのと、丸見えなのが玉に瑕ですが、安くて臭わないを重視する人にはとってもおすすめです。


健康的な暮らし

あとは、一番大きい医療費を節約するために、愛猫が健康的な暮らしを送れるように努めると結果的に節約につながります。

適度な運動が出来る工夫

まずは適度な運動が出来る工夫をしましょう。

室内猫は運動不足になりがちなので、上下運動が出来るようにキャットタワーや家具を配置します。

まあ、できれば毎日15分程度おもちゃで遊んであげられるとベストです。

以下記事でおすすめの猫じゃらしや、おすすめのストレス解消おやつを紹介していますので是非参考にしてみてくださいね!

水分補給の工夫

また、猫は水分補給があまり得意ではありません。

そのため、飼い主が工夫をして猫の水分摂取量を増やす必要があります。

  • 猫がよく通る場所に給水スポットを設ける
  • こまめに水を取り替えて、常に新鮮な水を飲めるようにする
  • 自動給水機を導入してきれいな水を飲めるようにする
  • ウェットフードを与える
  • ちゅーる水やまたたび水を与える

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

歯磨きの習慣づけ

大半の猫ちゃんにとって歯肉炎は非常に身近な病気です。

歯周病は犬や猫の疾患の中でも特に頻繁に見られる疾患で、実際に犬では約80%が、猫では約70%が3歳までに歯周病を発症しています。

姉ヶ崎どうぶつ病院

歯肉炎になると、ごはんが食べられなくなったり、すべて歯を抜歯することになります。
重症になると感染が血流に乗り、心臓病や腎臓病になる可能性があり、実は非常に怖い病気です。

ももこが過去に軽い歯肉炎だったので、実際の歯茎の様子や逆にたまえの健康な歯茎を乗せていますので、ご自身の猫ちゃんの歯茎と見比べてみてくださいね。

歯肉炎を防ぐためには、歯磨きが必須です。

子猫から歯磨きに慣らしていくのが一番手っ取り早いですが、我が家は成猫になってから歯磨きをし始めています。

実際に慣らした手順を以下で詳しく紹介しています!きっと歯磨きできるようになるので、是非参考にしてください。

健康セルフチェック

愛猫の健康セルフチェックも欠かせません。

甘えてきたタイミングやリラックスしているときに、体中を撫でてみて、変なところにしこりがないか、痛がるところはないかを注意深く触診していきます。

ももこ
ももこ

ももには何気なく触るのがコツだよ

たまえ
たまえ

たまはわしゃわしゃされるのが好きだから、じゃれてる感じで触ってね

気になるところがあったら、病院で相談してみたり、健康診断をしてみるようにしましょう。

まとめ

ここまで読んで下さりありがとうございました。

猫を飼うのにかかる費用から、実際に我が家でかかっている医療費、コストを抑えるために出来ることを紹介してきました。

愛猫のために出来ることはしてあげたいですが、お金は無限ではないので愛情とコストのバランスを取る必要があります。

ある程度、安心して病院に行けるだけの備えは必要ですが、日常の飼育用品や健康的な暮らしを送るための工夫をすれば、ある程度コストを下げることが出来ます。

幸せな猫との暮らしのために、ももたまが全力でサポートしますので他の記事やYouTubeも是非チェックしてみてくださいね!

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