こんにちは!ももたまです!
猫は砂漠出身でもともと水をあまりとらない動物ですが、水の摂取が少ないと思わぬ病気を引き起こしてしまいます。
今回は、我が家の猫の一日の水分摂取量を実際に量ってみて、健康な猫がどれくらい水を飲むのか計測します。
また、一般的に猫に必要な水の量や、飲まない原因、実際に我が家で行っている工夫についても紹介していきます!
飲水量計り方
まずはどのように水分量を量るか紹介します。
うちで使っている給水皿は三つ。
一つは自動で水が湧き上がるものと、ペットボトルから給水されるものと、シンプルなお皿です。

まずは、それぞれの器に入れた水の量を量っていきます。
スタート時の水の量を量る
①自動給水機→240g(ml)

②ペットボトル→400g(ml)

③シンプルなお皿→160g(ml)

スタート時合計は800ml
240ml+400ml+160ml=800ml
ということで、800mlからスタートです!
とはいえ少しは蒸発すると思うので、蒸発量の計測用の水を160ml置いておきます。
網をして猫が飲まないようにします。

一日であげるウェットフードの量と水分補給用おやつの量
我が家では夜ご飯にウェットフードと、おやつにチュール水をあげています。
ウェットフードからとれた水分量は44ml!
夜ご飯であげるウェットフードの量は70gでした。
カルカンのパテタイプをあげますので、裏の表示での水分量は88%
1パック70g×88%で61mlの水分が取れる計算です。
さらにそこに13mlの水を足してあげていますので、計74ml分の水分をウェットフードでとれることになります。
しかしここで我が家のたまえチャン!ご飯を残してしまいました!!
結果、約35g残ったので、水分的には35×88%残って約30ml分の水分を残したということになります。
そのため、74ml-30ml=44mlで、ウェットフードからは44mlとれました。



ちゅーる水からとれた水分は16ml
我が家では水分補給用にちゅーるに水を足してあげているのでこちらも量ります。
おやつ用のちゅーる水は16mlでした。こちらも後から足します。

【結論】24時間で約119ml飲んでいる
残った水をすべて一つのボウルに入れて量りました。
結果は691mlです!ということは、スタート時の800mlからは119ml減ったということですね。

蒸発量も計算する必要がありますので、飲まれないようにしていた160mlの比較用の水は…
140mlになっていました!約20mlが蒸発したことになります。
予想より少ない蒸発量でしたが、夏で湿度が高いので、このくらいなのかなと思います。
ざっくりですが、今回器が三つありますので、20ml×3で60ml程度蒸発したと考えられそうです。

つまり、三つの水飲み器から減ったのは119ml。そこから蒸発分の60mlを引くと水飲み器からは59ml飲んでいる計算になります。
さらにウェットフードの水分44mlと、チュール水の16mlを足すと、119ml飲んでいるということになります。
結果!!!我が家のたまえちゃんは一日に119mlの水分を摂取していることが分かりました!!

ももこは一切水飲み器からお水を飲まないから、今回の計測の対象外としているよ!

だから、今回たまえだけを対象として、ウェットフードやおやつを量ってる!

猫が一日に必要な水の量
我が家のたまえが一日に約119mlの水分を摂取していることが分かりましたが、一般的には、猫の体重1キロあたり40~50mlが理想と言われています。
我が家のたまえは3.2kgなので、本当なら128ml~160mlが理想。
うーん。実測値は119mlだったので少し足らなかったですね…。
いつもはもう少しウェットフードを食べてくれるので、普段は下限の128mlを達成していると思います。
猫の理想的な1日の飲水量は、1日あたり体重1kgあたり約40~50mlです。
例えば:
- 体重3kgの猫 → 約150ml(コップ3分の2杯程度)
- 体重5kgの猫 → 約250ml(コップ1杯程度)
- 体重7kgの猫 → 約350ml(コップ1杯半程度)
【番外編】もう一匹の猫「ももこ」の水分量を計算してみる

ももこは基本ウェットフードか、ウェットフードに混ぜた状態のカリカリしか食べないので、自分から給水器のお水を飲みません。
ウェットフードの水分量が多いので、自分から水を飲みに行く必要がないってことですね。
ももちゃんの昨日の食事はこんな感じです。
- 朝:フィリックス(50g×水分82%+15mlのお水追加=56ml)
- おやつ:チュール水(16ml)
- 夜:フィリックス(56ml)+カルカン(35g×水分88%+10mlのお水追加=40ml)
ももこが摂取している水分量は、168mlです!
ももこは4kgあるので、160ml~200mlが理想の水分量になります。
ギリギリ達成!!
たまちゃんはたまたまご飯を残して下回ってしまいましたが、普段であれば、うちの猫は二匹とも理想量の下限を達成しているということが分かりました。
よかった~~~!!あれやこれや工夫している甲斐がありました!
この後、我が家で実際に行っている「水を飲ませる工夫」を紹介します!
【Tips】猫が水を飲まないとどうなるか
猫の水分摂取量が少ないと脱水など以下の危険性があります。
- 脱水症状
- 泌尿器系の病気
- 免疫力の低下
猫が脱水になっているかいないかを確かめるためには、背中の皮膚をつまんでみて、戻る時間を計測する方法があるので、ぜひ愛猫に試してみてくださいね。
脱水状態を確認する方法(ツルゴールテスト)
- 背中の皮膚をつまむ
- 皮膚が元に戻る時間を測る
- すぐ戻れば問題なし。
戻るのに2~3秒かかる場合は6~8%の脱水。
戻らない場合は深刻な脱水状態といえる。
猫が水を飲まないときに飲ませる方法10選
それでは我が家で実際に行っている水分を摂取させる方法を10個紹介します。
①ウェットフード
一番効果的なのがこの方法!
ももこは自分で水を飲まないので、ももに関してはこの方法で乗り切っています。
ウェットフードの80%程度は水なので、50gのウェットフードで40mlのお水を摂取したことになります。
猫にとっても美味しくて水分もとれるなんて最高ですよね。
野生の猫は鳥などを捕まえて食べているので、鳥の水分から自然に摂取できるのですが、室内飼いの猫はカリカリが主食なことが多いので水分を摂取するのが難しいです。
その点、ウェットフードならより自然に近い形で水分が摂取できます。
おすすめのウェットフードについては過去まとめていますので、是非ご覧ください!
➁チュール水をあげる
我が家では毎日ちゅーる水をあげています!
先ほど実際の水分摂取量を量っているときに登場しましたが、ちゅーる状のおやつにお水を加えたものです。
手軽で食いつきもよいので、とってもおすすめの方法です。
ポイントは、お水を欲張りすぎないこと。
盛ったちゅーるの頭がお水から出ていて、猫が匂いで気づけるようにすることです。
うちには2匹の猫が居ますので、毎日一本を半分ずつにしてあげていますのでおやつの取りすぎにも気を付けられています。
一匹飼いのお家では、半分は密閉して冷蔵庫で保管すれば次の日まで使えますので、是非試してみてくださいね!

③鶏を煮だした水をあげる
こちらは人間が鶏むね肉で鶏ハムなど作りたくなった時限定であげています。
鶏むね肉を煮て、鶏のだしが十分に出た汁を少し猫にも分けてあげるという感じです。
※一切の味付けは厳禁ですよ!
二匹とも割と飲んでくれて、臨時の水分補給手段として役立っています。
④猫用かつお節をお水にかけてあげる
お水に猫用のかつお節をパラパラさせると、猫が匂いを嗅ぎつけて飲んでくれます。
お手軽にできるので、ちゅーるを切らしているときや、最近水分とってくれてない感じがしたときに活躍しています。
注意点としては、猫用のかつお節を使うことです。人間用は減塩されていないので、猫にとっては塩分の取り過ぎになってしまいます…!
また、かけすぎも注意です!一つまみくらいで十分ですのでやってみてくださいね。


⑤またたび水をあげる
お水にまたたびをかけてみるのもおすすめです。
我が家ではあまり効果ないのですが、猫ちゃんにとってはごくごく飲んでくれる可能性があります!
ちなみにうちで試したときは、お水に顔を擦り付けてしまって大変なことになりました(汗)
⑥水飲みの場所を増やす
複数お水を飲める場所を用意しておくのも有効です。
あ、お水だと猫が気づけるように、普段通る場所に置いておきましょう。
我が家では現在計3つの給水ポイントを用意していて、廊下や涼しい部屋、暑い部屋など様々な場所に置いています。
⑦お水の温度を変える
主に冬場ですが、お水をちょっとぬるま湯にしてあげることも。
温かいお水を好む猫ちゃんも多いらしく、ごくごく飲んでくれる時も…!
冬場は特に寒さからお水を飲んでくれなくなりますが、冬でも脱水になりますので気にしてあげてくださいね!
⑧流れる水にしてみる
流れるお水にしてみるのも有効です。
我が家では、自動給水機でお水が流れるようにしていて、これは結構効果があります。
一説によると、猫は水が見えていないらしく、流れや光の反射からお水を見分けているのではないかという話もあります。
実際のところはわかりませんが、我が家ではかなり流れるタイプの給水機から飲んでくれていますので、ぜひ導入を検討してみて下さい!
⑨常に新鮮なお水にする
これは王道ですが、お水の新鮮さも重要です。
猫は味覚があまり優れていませんが、お水のにおいや味はわかるらしいです。
そのため、古いお水がずっと置いてある環境では進んでお水を飲んでくれません。
猫のお水は毎日取り換えるように意識しましょう。
ちなみに、猫には飲ませてはいけない水があります。
特に植物を置いているお家は、猫が誤って花瓶の水を飲んでしまわないように気を付けてくださいね。
ユリやネギは花瓶のお水を飲むだけでも重篤な状態になってしまうこともあります…(´;ω;`)
⑩器の工夫
我が家では、三つの種類の器を使っています。
猫ちゃんによって好みの容器を使ってもらうために様々な種類のものを利用しています。
一つは先ほど紹介した自動給水機タイプ。
流れる水にすることで、気づきやすくするとともに、流れる水が好きな猫ちゃんに効果抜群です。
二つ目はステンレスのお皿タイプ。
ただし浅いお皿にすることでひげが当たらないようにしています。
三つ目はペットボトルタイプ。
元のお家ではこちらを利用していたようです。お皿に出ているお水が減れば、ペットボトルからお水が供給されるので減りが少なく非常に便利です。
また、ケージにもつけられるので何らかの理由でケージに居てもらうことになっても活躍します。
飲水量が増えたときに考えられる病気
逆に飲水量が増えたときはどんな病気が考えられるのでしょうか?
飲水量が増えたときに考えられる病気は以下の通りです。
- 腎臓病
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症など
過去にまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
今日は、我が家の猫がどれくらい水を飲むのか実際に計測してみました!
うちの猫が飲んでいる水の量計ってみた結果!
- たまえ:119ml
- ももこ:168ml
一日に摂取する理想の水分量は、体重1kg×50mlなので、ももこは達成!たまちゃんは未達成!という結果になりました。
また、我が家で実際に行っているお水を飲ませる工夫を10個ご紹介しました!
お水飲ませる工夫10選
- ウェットフードをあげる
- チュール水をあげる
- 鶏を煮だした水をあげる
- 猫用かつお節をお水にかけてあげる
- またたび水をあげる
- 水飲みの場所を増やす
- お水の温度を変える
- 流れる水にしてみる
- 常に新鮮なお水にする
- 器の工夫をしてみる
なかなかお水を飲んでくれない猫さんのために、我々が試行錯誤して愛猫の健康を守りましょう!
えいえいおー!!
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