こんにちは、ももたまです!
猫ちゃんの口をふと嗅いで「ん…?なんか臭う…?」って思ったことありませんか?
実はうちのももことたまえも、まあ臭いと言えば臭いです(;’∀’)
お魚のような香りなら猫として正常ですが、臭いの種類によっては病気の可能性があります。
今回は、猫の口臭の原因と考えられる病気、日常的な原因、我が家の実例と対策方法をまとめてみました!
気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
猫の口が臭いときに考えられる原因
猫の口が臭いときに考えられる原因は病気によるものと日常的な要因に分けられます。
特にアンモニア臭や甘酸っぱい香り、あまりに強い臭いの時は要注意です!
①病気によるもの
- 歯周病・口内炎
- 歯石の蓄積
- 腎臓病(アンモニア臭)
- 糖尿病(甘酸っぱい臭い)
- 胃腸障害
②日常的な要因
- ごはんのニオイ残り
- 歯みがき不足
- おもちゃ・毛玉・異物を口にしたあと
- 加齢による生理的な口臭
ごはんの匂い残りや歯磨き不足はいずれ歯周病や口内炎などの病気に繋がりますので、歯磨きをするなどの対策が必要です。
うちのももことたまえは毎日歯磨きをしています。以前歯磨きに慣れさせる手順や歯磨きおやつについてまとめていますので、是非ご覧ください!
病気が原因の猫の口臭|考えられる病気と症状の詳しい解説
歯周病・歯石
猫の口臭の原因で最も多いのが歯周病。
歯垢がたまって歯石になると、細菌が繁殖し、歯茎や口の中で炎症を起こします。
進行すると歯茎が腫れて赤くなり、出血、よだれも増え、強い腐敗臭のような口臭が出てきます。
こんな症状が出る
- 歯茎の赤み・腫れ
- よだれが増える
- カリカリを食べにくそうにする・口を気にする
- 片側だけで噛む
- 強い生臭い口臭
※放置すると歯がグラついて抜け、口内炎やあごの骨の炎症に繋がることも。
軽度なら歯磨きやデンタルケアで改善可能。悪化している場合は動物病院で歯石除去や投薬治療が必要です。
二年前歯肉炎と診断されたときのことを書いてますので是非ご参考に!現在の歯肉炎の様子もアップしています(^▽^)/
口内炎
口の粘膜や舌、歯茎に炎症・ただれが起こる病気。
ひどくなると痛みで食欲不振になり、飲食を嫌がるようになります。
進行した場合、口の中から出血することも。強烈な口臭を放つことが多く、よだれに血が混ざることも。
こんな症状が出る
- 食欲減退・口元を気にする
- よだれが糸を引く・血が混じる
- 口の中を触ろうとすると激しく嫌がる
- 腐ったような口臭
- 食べたいのに痛くて食べられない仕草
腎臓病
猫は腎臓病になりやすい動物。
腎機能が低下すると、体内の老廃物がうまく排出できず、血液中に蓄積。アンモニア臭のような口臭が出てきます。
こんな症状が出る
- アンモニア臭の口臭(ツンとした刺激臭)
- 多飲多尿(異常に水を飲み、トイレが増える)
- 嘔吐・食欲不振
- 毛並みの悪化
- 体重減少・元気がない
※進行すると尿毒症を起こし命に関わるため、口臭+多飲などの症状があればすぐ動物病院へ。
糖尿病
猫の糖尿病も口臭の原因になる病気のひとつ。
インスリンの分泌異常で血糖値が異常に高くなると、ケトン体と呼ばれる物質が発生。甘酸っぱい口臭を放ちます。
こんな症状が出る
- 甘酸っぱい(フルーツが腐ったような)臭い
- 異常な食欲増加と体重減少
- 多飲多尿
- 嘔吐
- 急に元気がなくなる
※中~高齢猫・肥満猫は特に注意。
胃腸障害
胃炎・消化不良・便秘などの胃腸トラブルでも、胃の内容物が逆流したり、消化不良ガスの影響で胃から口に不快な臭いが上がってくることがあります。
こんな症状が出る
- 嘔吐を繰り返す
- 食欲不振・吐き戻し
- 便秘または下痢
- お腹を触ると嫌がる
- 食べた後に特に口臭が強くなる
※誤飲やストレス性胃炎の可能性もあるので、様子見せず病院受診を。
猫の口臭は「なんとなく臭う」程度なら日常の歯石や食べかすの可能性もありますが、
・アンモニア臭
・甘酸っぱい臭い
・腐敗臭や血の混ざったよだれ
などの異常臭+他の症状がある場合は、病気のサインの可能性大。
「ちょっとでもおかしい」と思ったら、すぐに動物病院で口内・血液検査を受けるのがおすすめです。
我が家の実例|猫たちの口を嗅いでみた結果(笑)
それでは実際に、我が家の猫たちの口はどんな匂いがするのか?
ふとしたタイミングでこっそりサッと嗅いでみました(笑)

ももこの場合
✔ 匂い:お魚の香り
普段食べているウェットフード(フィリックス)の香りがほんのり漂います。強い口臭ではなく、食べたものの匂いそのままという感じ。
✔ 歯の状態
・2年前に軽度の歯肉炎と診断
・毎日の歯磨きで改善。現在は歯茎の一部が少し赤い程度
・奥歯にほんの少し歯石あり(保護時点で付着)
・ウェットフード大好きで朝晩食べる派
たまえの場合
✔ 匂い:お魚の香り+ももこよりやや生臭さ強め
ももこよりもほんのり生臭さが際立ちます。でも不快な臭いというほどではありません。
✔ 歯の状態
・歯茎は薄いピンクでとてもきれい
・歯石なし
・カリカリ中心だけど、夜はウェットフードを少し食べる
お魚のにおいがするのは病気か?
実はこれ、猫あるある。
猫は口腔内のpHがアルカリ性に傾きやすく、食べたものの匂いが残りやすい動物。特にウェットフードは匂いがつきやすいんです。
とくにウェットフードやお魚系のごはんを食べたあとは、口の中にその匂いがしばらく残ります。
多少の生臭さ=病気ではなく、ごはんの香りなので大丈夫です!
特にウェットフード派の子は口内に香りがつきやすく、カリカリ派は匂いが残りにくい傾向があります。
なので、「お魚の匂い=すぐ異常」ではありません。
ただし、腐敗臭・アンモニア臭・血生臭い・甘酸っぱい匂いなど、普段と違う異臭がする場合は注意。
いつものごはんの匂いなのか、異常な匂いなのか、日頃からチェックしておくのも飼い主の大事なお仕事です。
まとめ|くんくんチェック、大事です!
猫の口臭って、
「あ〜、今日もお魚のかおり〜♡」
で済む日常の匂いと、病気のサインがあるんです。
うちも二年前の検診で、ももこの歯茎がちょっと赤くなってて軽い歯肉炎って言われちゃいました(;’∀’)
でも大丈夫!これからも毎日のデンタルケア&くんくんチェックで守っていきましょう。
youtubeに実際歯磨きしているところをアップしていますので、是非参考にして下さい。
みなさんのおうちの猫ちゃんも、ぜひたまに口元くんくんしてみてください。
「くさい!やばい!」「あ、魚くさ〜い」を楽しみつつ(?)、健康チェックにもなります。
においの変化に気づけると、早期発見にもつながるので、
デンタルケア&くんくんチェック、ぜひ習慣にしちゃいましょー!
過去におすすめおやつと一緒に歯磨きおやつも紹介していますのでよろしければご覧ください!
おすすめ記事